雷距離計算ツールとは?
雷距離計算ツールは、稲妻が光ってから雷鳴が聞こえるまでの時間差を使い、 雷までのおおよその距離を計算するツールです。雷の光は非常に速く届くため、日常的な距離では 「光が見えた時刻」をほぼ雷が発生した時刻として扱い、遅れて届く音の時間から距離を概算できます。
雷までの距離の計算式
気象庁は、音が空気中を1秒間におよそ340m進むと説明しています。 このツールでは次の式で計算します。
雷までの距離(m) ≒ 光ってから雷鳴までの秒数 × 340雷までの距離(km) ≒ 秒数 × 0.34
例えば3秒なら約1,020m(1.02km)、10秒なら約3,400m(3.4km)です。 覚えやすい目安としては、約3秒でおよそ1kmと考えることができます。
秒数と雷までの距離の早見表
ストップウォッチ測定の使い方
- 稲妻が光った瞬間に「雷が光った」を押します。
- 雷鳴が聞こえた瞬間に「雷が鳴った」を押します。
- 経過秒数から約340m/秒で距離を計算します。
- 直近5件を比較すると、測定距離が前回より近いか遠いかを確認できます。
- 人がボタンを押す反応時間、風、気温、地形、反射音などによって誤差が生じます。 また、連続する雷が同じ場所で発生するとは限らないため、履歴の変化は雷雲の正確な移動速度や方向を示すものではありません。
雷鳴が聞こえるときは、すでに注意が必要
雷までの距離を計算できても、その数値を「ここなら安全」という境界には使えません。 気象庁は、雷鳴が聞こえるなど雷雲が近づく様子があるときは、落雷が差し迫っているとして、 速やかに安全な空間へ避難するよう案内しています。
鉄筋コンクリートの建物、自動車(オープンカーを除く)、バス、列車の内部は比較的安全な空間とされています。 屋外の開けた場所、山頂や尾根、海岸、グラウンドなどでは、距離測定を続けるより避難を優先してください。
雷ナウキャストもあわせて確認
気象庁の雷ナウキャストは、雷の激しさや雷の可能性を1km格子で解析し、10分ごとに更新して 10〜60分先まで予測します。周辺で雷が発生しているときは、このツールの距離だけでなく最新の気象情報も確認してください。
よくある質問
- Q. 雷が光って3秒後に音がしたら何kmですか?A. 3秒 × 340m = 約1,020mなので、約1.02kmです。概算なら「3秒で約1km」と覚えると便利です。
- Q. 10秒なら雷は約3.4km先ですか?A. はい。音速を約340m/秒とすると、10秒 × 340m = 約3,400m(3.4km)です。ただし、3.4km離れているから安全という意味ではありません。
- Q. 秒数が短くなってきたら雷が近づいていますか?A. 直近の落雷地点が前回より近かった可能性はあります。ただし、落雷は毎回同じ場所で起きるわけではないため、秒数の変化だけで雷雲の移動方向を断定することはできません。
- Q. 何秒以上なら外にいても安全ですか?A. このツールでは安全な秒数を設定していません。気象庁は、雷鳴が聞こえるなど雷雲が近づく様子がある場合、速やかに安全な場所へ避難するよう案内しています。
- Q. 実際の距離とずれることはありますか?A. あります。340m/秒は概算値で、実際の音速は気温などで変化します。人がボタンを押す反応時間や反射音も誤差の原因になります。


