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電圧降下計算ツール
単位


電圧降下計算ツール

単相2線式・三相3線式、電源電圧、負荷電流、電線長、電線断面積またはケーブルの抵抗・リアクタンスから、電圧降下(V)、電圧降下率(%)、負荷端電圧、目標を満たす最大電線長を計算できる電圧降下計算ツールです。
電圧降下計算を、単相2線式・三相3線式、電線長、負荷電流、電線の断面積または ケーブルの抵抗・リアクタンスから計算できます。 電圧降下(V)、電圧降下率(%)、負荷端電圧、目標の電圧降下率を満たす最大電線長までまとめて確認できます。

V
単相100V・200V、三相200Vなど、実際に計算したい線間電圧を入力してください。
A
m
電源側から負荷までの片道の長さを入力します。単相2線式の往復分は係数2で自動反映します。
%
設計上の目標値を入力してください。許容値は設備条件や設計基準によって異なります。
5.5 mm²
20℃の銅導体抵抗率を基準にした抵抗のみの概算です。実ケーブルの交流抵抗・リアクタンスとは差が出る場合があります。
  • 参考:SWCC「インピーダンス」技術資料に掲載されている電圧降下計算式・配線方式別係数をもとに構成しています。 断面積からの簡易計算では銅導体20℃の抵抗率を使った理論値を使用しています。

電圧降下計算ツールとは?

電圧降下計算ツールは、電線やケーブルに電流が流れたときに、 電源側の電圧から負荷側の電圧がどれだけ下がるかを計算するツールです。 配線距離が長い、負荷電流が大きい、電線が細いといった条件では電圧降下が大きくなりやすく、 機器の動作電圧や配線設計を確認するときの重要なチェック項目になります。
このツールでは、単相 電圧降下三相 電圧降下を切り替え、 電圧降下(V)だけでなく電圧降下率 計算、負荷端電圧、目標の電圧降下率を満たす最大電線長まで確認できます。

電圧降下の計算式

ケーブルの交流導体抵抗を RR、リアクタンスを XX、 電流を II、電線長を ell\\ell とすると、力率がわかる場合の一般式は次の形で表せます。
ΔV=K×I××(Rcosθ+Xsinθ)\Delta V = K \times I \times \ell \times (R \cos\theta + X \sin\theta)
ここで ell\\ell は km、RRXX は Ω/km です。 力率が不明の場合は、sqrtR2+X2\\sqrt{R^2 + X^2} を使った計算に切り替えられます。

単相2線式と三相3線式の違い

電圧降下の式では、配線方式によって係数 KK が変わります。
  • 単相2線式: K=2K = 2
  • 三相3線式: K=sqrt3K = \\sqrt{3}
単相2線式では往路と復路の両方に電線抵抗があるため、片道の電線長を入力しても係数2で往復分が反映されます。 三相3線式では線間電圧の関係からsqrt3\\sqrt{3}の係数を使います。

電圧降下率の計算方法

電圧降下率は、電源電圧に対して何%の電圧が失われたかを示します。
電圧降下率(%)=電圧降下(V)電源電圧(V)×100\text{電圧降下率(\%)} = \frac{\text{電圧降下(V)}}{\text{電源電圧(V)}} \times 100
例えば100V回路で2V低下した場合、電圧降下率は2%です。 同じ2Vの電圧降下でも200V回路なら1%になるため、電圧降下はVだけでなく%でも確認すると比較しやすくなります。

電線の太さと電圧降下の関係

銅導体の抵抗は、おおまかには断面積が大きいほど小さくなります。 このツールの「断面積から概算」では、20℃の銅導体抵抗率を基準にして各断面積の抵抗を概算し、 指定した電圧降下率を満たす最小断面積の目安も表示します。
ただし、実際のケーブル 電圧降下は導体温度、交流抵抗、リアクタンス、ケーブル構造、 周波数、布設方法、並列条数などでも変わります。メーカーのケーブル仕様表にR・Xが記載されている場合は、 「R・Xから詳細計算」を使うのがおすすめです。

力率が電圧降下に与える影響

ヒーターなど抵抗性負荷では力率が1に近いことがありますが、モーターや変圧器を含む交流負荷では力率が1未満になる場合があります。 その場合、抵抗 R だけでなくリアクタンス X の影響も受けるため、 単純な ItimesRI \\times R だけでは電圧降下を十分に表せないことがあります。

電圧降下を小さくする方法

  • 電線を太くする:断面積を大きくすると導体抵抗を下げやすくなります。
  • 電線長を短くする:配線ルートを短くすると電圧降下を直接減らせます。
  • 負荷電流を小さくする:負荷の分散や回路分割によって1回路あたりの電流を抑えます。
  • 電源電圧・配電方式を見直す:設備条件に応じて、より高い電圧や三相配電を検討する場合があります。

計算例:単相100V・15A・20m・5.5mm²

単相2線式、100V、15A、片道20m、銅導体5.5mm²を簡易モードで計算すると、 20℃の理論抵抗を使った概算では電圧降下は約1.88V、電圧降下率は約1.88%になります。 実際の施工ではケーブル種類・温度・布設条件などで値が変わるため、最終確認には使用するケーブルの仕様値を使ってください。

電圧降下計算で注意したいこと

  • 本ツールは配線設計の検討を補助する計算ツールです。実際の電線選定では、電圧降下だけでなく許容電流、短絡時の条件、周囲温度、布設方法、保護装置、使用機器の仕様も確認してください。
  • 許容する電圧降下率は、設備の種類、配線長、電源条件、適用する規程・設計基準によって異なります。2%などの数値をすべての設備に一律適用しないでください。
  • R・Xの値はケーブル種類や布設条件によって変わるため、メーカーの技術資料・仕様表に記載された値を優先してください。
  • 実設備の設計・施工・変更は、適用法令・規程を確認し、必要に応じて電気設備の有資格者や設計担当者に確認してください。

よくある質問

  • Q. 電線長は往復の長さを入力しますか?
    A. このツールでは片道の電線長を入力します。単相2線式では係数2を使うため、往路と復路の影響が自動で計算に含まれます。
  • Q. 単相100Vと三相200Vの両方を計算できますか?
    A. はい。配線方式を単相2線式または三相3線式から選び、電源電圧欄に実際の電圧を入力してください。
  • Q. 電圧降下率は何%なら問題ありませんか?
    A. 一律の値では判断できません。設備条件、配線長、電源の供給方式、適用する規程・設計基準によって目標値が変わるため、このツールでは任意の目標電圧降下率を入力できるようにしています。
  • Q. CVケーブルやVVFの電圧降下にも使えますか?
    A. 概算には断面積モードを使えます。より正確に計算したい場合は、使用するCVケーブル、VVFなどのメーカー資料に記載された交流導体抵抗RとリアクタンスXを入力してください。
  • Q. 力率がわからない場合はどうすればよいですか?
    A. 「R・Xから詳細計算」で「力率が不明」を選ぶと、RとXからインピーダンスの大きさを使って計算できます。機器の仕様書などで力率が確認できる場合は、力率を入力した計算を優先してください。
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